- 1 名前:次の日、暮らし 投稿日:2002/04/21(日) 22:37
- プロローグ その壱「安部なつみが見た夢」
無限・・果てなど見えない、ただ空虚な闇。 上を見ているのか?下を見ているのか? 右を向いているのか?左を向いているのか? 目を閉じているのか?開いているのか? 理解から程遠い、空間。そして感覚。 足元には地はあるのだろうか? 全神経を疑いたくなる程の、無感覚。 無感覚という名の感覚。 ただ、はっきりと分かる事、理解出来る事、具象ながらも言い表せる事。 それは・・・ 自分。 自分がここにいる事。 それだけが確かな私の感覚。
- 6 名前:次の日、暮らし 投稿日:2002/04/24(水) 19:05
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慌ててなつみは訊ねた。 「もしかして・・あった・・事ありますか?」 「?」 矢口はけげんな顔をしてなつみを見つめた。再びなつみは視線を 落とす。矢口が口を開いた。 「もしかして覚えてないの?」 なつみはただ黙って縦に頭を振った。
- 7 名前:次の日、暮らし 投稿日:2002/04/24(水) 19:05
- 「え〜!矢口、ショックだよ〜!」
矢口は眉をハの字にして叫んだ。 「なっちまで矢口の事覚えてないの〜?親友だったじゃ〜ん!」 なつみはどうしていいかわからなかった。 本当に話した覚えも無ければ、すれ違った記憶も無い。 「すみません・・・」 なつみは正直に謝るしかなかった。 と、そこにウェイトレスがコーヒーを持ってきた。
- 8 名前:次の日、暮らし 投稿日:2002/04/24(水) 19:06
- 湯気だったコーヒーをテーブルの真ん中に置くと、
「ごゆっくり」 と言って席から離れた。 矢口はウェイトレスを指差して言った。 「あの子は?あの子は覚えてる?」 なんとなくその矢口の表情は鬼気迫る感じがあった。 なつみは「ごめんなさい」と再び謝った。 すると、矢口の表情が何故か和らいだ。
- 9 名前:次の日、暮らし 投稿日:2002/04/24(水) 19:06
- 「なんだ。まだ目覚めてないのか・・」
さっきまで一人大騒ぎしていた矢口は大人しく椅子に座った。 なつみはわけがわからず、少し泣きそうになっていた。 (なんなんだよ〜、この子〜) (わけわかんないよ〜) (早くここから出たい!) なつみがそう思って席を立とうとした瞬間、なつみの足に一瞬、巻 きついた感覚がした。そのままなつみは再び席についてしまった。
- 10 名前:次の日、暮らし 投稿日:2002/04/24(水) 19:07
- 「ちょっ、ちょっと!話聞いてよ〜!」
矢口が唇を尖らせてなつみに訴えた。 が、なつみの頭の中は今の足に起きた感覚の事でいっぱいだった。 (何!?いまの!?) 足元を見てみるが、別段、何かが起こった様子もない。 「ちょっとお!なっちぃ!」 矢口が再び訴えた。
- 11 名前:次の日、暮らし 投稿日:2002/04/24(水) 19:08
- 「ちょっ、ちょっと!話聞いてよ〜!」
矢口が唇を尖らせてなつみに訴えた。 が、なつみの頭の中は今の足に起きた感覚の事でいっぱいだった。 (何!?いまの!?) 足元を見てみるが、別段、何かが起こった様子もない。 「ちょっとお!なっちぃ!」 矢口が再び訴えた。
- 12 名前:次の日、暮らし 投稿日:2002/04/24(水) 19:09
- 先程、矢口の注文を受けたウェイトレスは厨房の入り口で、お冷を
注いでいた。そのウェイトレスの横には四つ、水の入ったコップが 並べられている。 「ふぅ・・」 ウェイトレスは忙しそうな溜息をつくと、四つのコップの上に手を かざした。 すると、信じられない事が起こった。 ウェイトレスの指先から握りこぶしより少し小さい位の氷が次々と 現われ、コップの中に落ちていったのである。 「・・・よし・・」 ウェイトレスはそのコップをお盆の上にのせると、そのまま厨房の 外へ出ていった。
- 13 名前:nanasi 投稿日:2002/05/02(木) 23:13
- >>1
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